血液検査でがんがわかる!最新検査はマイクロRNA

今年も乳がん検診行ってきました!

私の場合マンモグラフィと超音波を1年ずつ交互に受診。

というのも日本人(特に若い人)は乳腺が豊富にあるためマンモグラフィの画像は白くもやもやしていて「がん」を発見しにくいとのこと。

また、超音波は動画でみるため通過してしまうと「がん」を見落とすことがあるとのこと。

というわけで2つの検査のデメリットを補う形で両方の検査を交互に受けていたのですが…。

先日ニュースで血液検査で「がん」が分かると知りました。

今までも血液検査の「腫瘍マーカー」で「がん」を発見することもできたようですが、最新の検査は「マイクロRNA」の数値で判断するそうです。

そんな最新血液検査があるとは!!

でも、どんな「がん」でもわかるの?

というわけでがんの最新血液検査について詳しく調べてみました。

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血液検査で「がん」が分かる?

現在、国立がん研究センターなどで実用化にむけて研究中の最新血液検査。

検査対象となる「がん」は以下の13種類です。

・食道がん
・肺がん
・乳がん
・膵がん
・肝臓がん
・胃がん
・大腸がん
・前立腺がん
・膀胱がん
・卵巣がん
・胆道がん
・肉腫
・神経膠腫(しんけいこうしゅ:脳腫瘍の一種)

乳がんは2017年より、その他がんは2018年から実用化される見込みとのことです。

この血液検査で指標となるのは「マイクロRNA」。

マイクロRNAの数値でがんを発症しているのか、している場合はなんの種類のがんか判断できるようになります。

でも、そもそも「マイクロRNA」とは何なのでしょうか?

マイクロRNAとは

RNAとはリボ核酸(ribonucleic acid)のことで、DNAに書かれた遺伝子情報を元に細胞を作る働きを持っています。

DNAはデオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)のことで遺伝子情報を蓄積、保存する働きを持っています。

よく犯罪捜査に出てくるDNA鑑定、と呼ばれるあのDNAです。

つまり、DNAとRNAの2つが協力し合って私たち人間を始め生物は自分の遺伝子情報をコピーして新しい細胞を作り出すのです。

ところが、マイクロRNAには細胞を作り出す働きがありません。

発見されたのは1993年なのですが、発見当初から何の役にも立っていないと思われていました。

しかし、最近になって、このマイクロRNAが非常に有力ながん検査の指標になることが分かってきたのです。

つまり細胞ががん化すると、細胞から分泌されるマイクロRNAの種類や量が変化することが分かってきたのです。

検査方法は簡単。微量の血液を摂取し「マイクロRNA」の数値を調べるだけ。

マイクロRNAはがんの初期段階から血液中に分泌されるため、早期発見につながります。

が…体調などによっても数値が変わるため「がん」でなくてもがんと判断されることがあるそうです。

つまり今の時点では100%の精度ではないとのこと。

それでも、万が一のために受けておきたい検査ですね。

気になる検査費用

マイクロRNA の数値を調べる血液検査は「ミアテスト」と呼ばれます。

現在約10~15万円の費用が掛かりますが、いずれ2万円程度を目安に開発すすめるとのこと。

安い!とは言えませんが、これでがんが早期に発見できれば…という値段だと思います。命には代えられませんもんね。

現在の自宅でできる血液検査キット(腫瘍待マーカー用)もあるので、今後開発が進めば「マイクロRNA」の血液検査キットも発売されるかもしれません。

そうなったらこまめに自分で検査できるのでがんの早期発見につながりそうですね^^

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