5年生の読み聞かせ 作文「将来の夢」10歳&1/2成人式に考えよう

私のライフワーク、小学校の読み聞かせ。

今日は5年生への読み聞かせの日でした。

教室につくとさすが5年生ということで聞く準備はバッチリ!

そんな5年生に私が読む本(もの)はいつも決まっていて、二人の有名スポーツ選手が書いた「将来の夢」の作文。

一人はサッカー選手の本田圭祐さん。

もう一人はメジャーリーガーのイチロー選手の作文です。


二人が小6の頃に書いた、将来を夢見た作文がとっても具体的で詳しく書かれていて…

しかもほぼその通りの現実になっているというすごさ!!

二人が子どもだった頃からの強い意志と努力の積み重ねを感じる作文です。

そんな作文を、1/2成人式でもある10歳を迎えた5年生の子どもたちに聞いてもらって、

ぜひ自分の将来を考える機会にして欲しい!

そんな願いを込めて読む二人の作文。

まずはそれぞれの作文を紹介します。

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本田圭祐選手の作文

「将来の夢」

ぼくは大人になったら 世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。

世界一になるには 世界一練習しないとダメだ。

だから 今ぼくはガンバっている。

今はヘタだけれどガンバって 必ず世界一になる。

そして 世界一になったら 大金持ちになって親孝行する。

Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて ヨーロッパのセリエAに入団します。

そして レギュラーになって 10番で活躍します。

一年間の給料は40億円はほしいです。

プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り 世界中の人がこの僕が作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。

一方 世界中のみんなが注目し 世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。

セリエAで活躍しているぼくは 日本に帰り ミーティングをし 10番をもらってチームの看板です。

ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。

この得点も兄と力を合わせ 世界の競ごうをうまくかわし いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。

本田選手の今の頑張りを思い浮かべながら読むと、いつも読んでる作文なのにいつも感動してしまう私^^;

イチロー選手の作文

「僕の夢」

ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。

そのためには、中学、高校でも全国大会へ出て、活躍しなければなりません。

活躍できるようになるには、練習が必要です。

ぼくは、その練習にはじしんがあります。

ぼくは3才の時から練習を始めています。

3才~7才までは、半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、はげしい練習をやっています。

だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。

そんなに練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。

そして、中学、高校で活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。

そして、その球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。

ドラフト入団でけいやく金は、1億円以上が目標です。

ぼくがじしんのあるのは、投手と打げきです。

去年の夏ぼくたちは、全国大会へ行きました。

そしてほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバ-1投手とかくしんできるほどです。

打げきでは県大会、4試合のうちに、ホ-ムランを3本打ちました。

そして、全体を通して打りつは5割8分3りんでした。このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。

そして、ぼくたちは1年間まけ知らずで野球ができました。

だから、このちょうしで、これからもがんばります。

そして、ぼくが一流の選手になって試合にでれるようになったら、お世話になった人に招待券をくばって、おうえんしてもらうのも1つです。

とにかく一番大きな夢は、プロ野球選手になることです。

私が読み聞かせを始めた8年前から読み続けている二人の作文。

当時の本田選手とイチロー選手といえば現役真っ只中の一流選手!

そんな二人が子どもの頃に書いた作文に、「現実になっている~」と子どもたちもビックリ!

でも、あれから8年の月日が過ぎ、二人ともまだまだ現役ではあるけれど、体力的にやや下降気味にも感じられる今となっては、少々読むのに気が引けるようになってしまっている現実。

二人の作文を読み終わって…

作文の読み聞かせが終わって、「みんな、将来の夢はある?」という先生の質問に

教室はシーン…

一人だけ「あります」と手を挙げたけど、他の子どもたちは「まだない」「わからない」とのこと。

その年によって学年ごとに成長の差があるのですが、今年の5年生(今どきの5年生?)はまだまだ幼いのか夢について考えることもないのかな?

大人になって夢と現実の矛盾に打ちひしがれる前に、子どものうちにしっかり夢を描いて欲しいと思う今日この頃です。

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