物忘れが気になる方チェック!物忘れと認知症の違いについて

最近、人の名前がめっきり出てこなくなって困っています。

加齢のせいだと思いつつも、このままひどくなったらどうしよう…と不安が。

というわけで、現在物忘れ防止トレーニングも実践中!

だからといって記憶力が良くなってる実感はないので本当に病気じゃない?

病院に行く前にチェックしたくて、加齢による「物忘れ」と「認知症」の違いについて調べてみました。

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物忘れとは?


こんなことありますか?

・人名、地名などの固有名詞が出てこない

・ものをどこに置いたかわからなくなってします

・ものごとを理解するのに時間がかかる

・ものごとへの関心や興味が薄れ、やる気がなくなる

これらの物忘れで、しばらくしてから思い出せるのであれば単なる「物忘れ」と考えてよさそうです。

また、自分自身で「物忘れ」を自覚しているようであれば、加齢による物忘れと考えて良いようです。

すぐに悪化する心配はないとのこと、でもじわじわ…^^;

やっぱり毎日のトレーニングで脳を鍛えないとですね!

毎日できる!物忘れ防止トレーニングで記憶力アップ!

認知症とは?


こんなことありますか?

・人の名前だけでなく誰だかわからなくなる

・自分がどこにいるのか、今日が何日かわからない

・不安やイライラしている様子が目立つ

・わからないことをごかまかしたり、他人のせいにする

こういった症状がある場合、脳になんらかの異常が起きていることが考えられますが、人との会話などに支障はないため一見すると問題ないように見過ごしてしまいます。

しかし、放っておくと物忘れの進行が早まり、症状が悪化する場合が多いです。

また、認知症は単なる記憶障害だけをさすのではなく、感情の変化、行動の変化なども伴います。

認知症には中核(必ずみられる)症状があります。

記憶力障害

覚えたことを保持する能力の低下、脳の中の記憶を取り出す力の低下することです。

・約束を忘れる
・手がかり、ヒントを与えても思い出せない

記銘力障害

記銘力とはものを覚える能力のこと。認知症になると新しいことがまったく覚えられなくなります。

・今言われたことが記憶できず何度も同じ質問をする
・食事したばかりなのに、またすぐに食事をしようとする

見当識障害

今日が何月何日か、今自分がどこにいるか、目の前の相手が誰かなど見当がつかなくなること。

・季節外れの格好をする
・自宅にいるのに「うちに帰りたい」と言う
・夫(妻)や子供に「誰?」と聞く

計算力障害

簡単な計算ができなくなる。

・買い物の時に一万円札を使うことが多くなる
・家計簿をつけなくなる(つける習慣があった方)

これらの症状が見られるとともに以下の周辺症状のどれかが現れることがあります。

認知症周辺症状

行動異常

一人で外出し、徘徊し、家に帰れなくなったり、不満や不快感を暴力、暴言で訴える 

不安・焦燥

周囲の状況がつかめなくなり不安や焦りが生まれる

発語現象

言葉をうまく扱えなくなり、人と話をしなくなる

自発性低下

自分から何かをしようという意欲がなくなる

意欲減退

周囲に関心をもてなくなり、行動が減る

抑うつ

仕事、趣味などやる気がおきず無気力になる

幻覚

実際はないものが見えたり聞こえたりする

妄想

実際にはありえないことを思い込む 

これらの周辺症状を家族や周りの人に指摘されることで、不安や混乱が助長されることがあります。

物忘れと認知症の大きな違いは進行のスピードです。

認知症の場合早期に対応することで進行の速度を遅らせ、残された能力を生かすことができます。

つまり早めの受診が必要になるのです。


キーワードは本人の自覚の有無。

「物忘れが多くなった」と自覚している方は加齢によるもの。

「たまたま忘れた」、や状態が変わらないのに「良くなった」などと認識している方は残念ながら「認知症」の疑いが強いです。

最近では「もの忘れ外来」という受診科のある病院が増えていますので「精神科」を受診するより抵抗なく受診できると思います。

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認知症の治療に家族の力は不可欠です。

「認知症」が疑われる時は「ちょっと相談に行こう」などと軽い気持ちで病院へ連れ出すことがポイントです。

加齢による物忘れについても病院での相談は有効です。生活習慣を見直すことにもつながりますので早めに受診して生活を改善しましょう!

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