2017年春クール日本テレビ水曜10時のドラマ「母になる」。
何かと話題になる「沢尻エリカ」さんの主演ということで、放送前から話題になってました。
番宣にもあのエリカ様が!ってくらい出てたし!
何を隠そう私は「1リットルの涙」からエリカ様のファン♡
このドラマには本当に毎回1リットルくらい泣かされました;;
エリカ様は良く言えば人間味のある?なんとも不器用な性格と、何と言っても抜群の演技力。
そして女性も憧れる可愛さ♡
「性格悪そうだし好きじゃない」という声もよく聞きますが、私自身「変わり者好き」なのでその一環と納得しています^^;
沢尻エリカ主演「母になる」
そして本題のドラマ「母になる」は、3歳で行方不明になった息子が空白の9年間後、12歳になって目の前に現れるストーリー。
普通なら第1話だけで一つのドラマになってしまうくらいかなりな事件なのですが、このドラマはそこから「母になる」というテーマで始まるというからびっくり!
そしてこのドラマの私の率直な感想は脚本がすごい!(そう思うのは私だけでしょうか?)
第1話は少々ストーリーが詳細を飛ばして進むので「???」と思うところもあったのですが、第2話で少しずつ謎が解けていくので、きっとこれも計算されての飛ばし具合なんだと思っています。
沢尻エリカさん演じる「柏崎 結衣」は、第1話で息子を失いそして再会し、第2話ではいくつかの現実をつきつけられ絶望する中に強さを見出す。そんな母親の強さを私は感じました。
また、藤木直人さん演じる父親の「柏崎 陽一」は息子を失いどん底まで落ち、そして息子と再会し妻との絆を再び築くという…そんな人間の弱さの中に男としての強さも感じました。
そして、ジャニーズJr.道枝駿佑くん演じる「広(コウ)」は、3歳で誘拐され知らない女性を母として生きるという、自分の人生に翻弄されながら、それでいてその時その時を素直にまっすぐ成長してきた男の子。
だからこそ母親を苦しめる立場であることに気が付いてるのかいないのか?今後の彼の成長が楽しみなところです。
そして、小池栄子さん演じる「門倉 麻子」は3歳の男の子を自分の息子として7年間育てるという普通じゃ考えられない役どころ。
現実的に考えると犯罪なんじゃ?と思うのですが、10歳になる「広」を手離す意味、そしてその時に書いた手紙の真意などなど。今後は彼女の気持ちのひだがほどかれていくのが楽しみです。
他にも母として葛藤している板谷由夏さん演じる「西原 莉沙子」や、陰のある児童福祉士役の中島裕翔さん演じる「木野 愁平」などそれぞれが別々の感情を持つドラマになりそうで見どころたっぷりです。
脚本は、水橋 文美江さん
このドラマの脚本は「水橋 文美江」さん。
水橋さんは石川県出身の53歳。
一番最近の作品は2016年の日本テレビ24時間テレビの中のドラマ「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」です(この作品にも沢尻エリカさんは出てましたね)。
その前の年2015年の24時間テレビのドラマ「母さん俺は大丈夫」も水原さんの脚本でした。
他にも「ホタルノヒカリ」や「冷静と情熱のあいだ」などの脚本を担当しています。
そう考えると様々な話題作の脚本を担当しているようですね。
ただし、今回の「母になる」は原作無しで水橋さんが脚本を描き下ろした作品。
今までの作品の集大成のような気がしています。
自分で文章を書いているとわかるのですが、自分で経験したことは心の葛藤や心のひだなど詳しく表現できても、同じ場所にいる自分とは違う人物の心の中まで表現するのは難しい!
いろいろな人の心の中を表現した作品でいえば「湊かなえ」さんの「告白」などがあげられるかもしれませんが、客観的にそれらの人の心の中を見ることは興味深いので面白いと感じるのかもしれません。
この世に起こるものごとは球体でその球体は見る角度によって見えるもの感じるものが違う。
それがこの世の常…と感じると、人は自分の心ひだを解きほぐしていくのではないでしょうか?
な~~んて第2話までの感想が長くなってしまいました。
ドラマは毎回涙のシーンが多いですが正直私は今回はそんなに涙は出ません^^;
エリカ様や藤木直人さんの演技に胸が締め付けられた時はあったけど、もう少し冷静に見ている感じ。
少し大人になったかな?
本当の母になったからかな?
そんなふうに思う今日この頃でした。
追記:第3話では小池栄子さんが冷たく広を突き放すシーンに涙してしまいました。(考えただけでも;;)母親の子供を思う深い愛情が表れていたと思います。