歳をとるにつれてトイレの回数が増えたり、夜中トイレに起きる回数が増えたりと、「排尿」に関するトラブルは「加齢」が原因と思っていました。
実際、外出した際、トイレが目に入った時や移動の合間など、トイレに行ける時に行っておこう!ということが多く、トイレに行く回数も増えてきている気がしています。
また、最近テレビのCMなどで「過活動膀胱」という言葉を耳にす機会も多く、これって病気なの?とちょっぴり気になっています。
「過活動膀胱」について少し調べたところ、膀胱の障害が原因になっていることが多いようで、さらに尿意切迫感(UUI)という「尿意を感じるとトイレまで我慢できない」のも「過活動膀胱」が原因のようなのです。
そこで、気になる「過活動膀胱」について原因・症状・治療・予防について調べてみました。
過活動膀胱とは?
尿を溜めておく「膀胱」。この膀胱が過敏になり尿意に過剰に反応し尿を溜めておくことができなくなる状態のことを「過活動膀胱」と呼びます。
尿意切迫感や頻尿、失禁などの症状がありますが、別の原因でこれらの症状がおこることもあるため、病院での検査が必要です。
過活動膀胱の原因は?
突発性の場合原因不明のことも多いようですが、一般的に以下の原因が上げられます。
・ストレスなど心因的要因
・加齢による膀胱の伸縮の衰え
・脳こうそく、脳内出血などの脳の病気
・パーキンソン病、脊柱管狭窄症など脊髄神経の病気
また、男性の場合前立腺肥大なども原因の一つと言われています。
過活動膀胱のチェックシート
① 1日のおしっこの回数
7回以下 0点
8回~14回 1点
15回以上 2点
② 夜中に起きてトイレに行く回数
0回 0点
1回 1点
2回 2点
3回以上 3点
③ 急な尿意にガマンできなくなった回数
なし 0点
週に1回より少ない 1点
週に1回以上 2点
1日1回くらい 3点
1日2~4回 4点
1日5回以上 5点
④ 急な尿意にガマンできず尿漏れした回数
なし 0点
週に1回より少ない 1点
週に1回以上 2点
1日1回くらい 3点
1日2~4回 4点
1日5回以上 5点
合計スコアが5点以下は軽症、6~11点は中等症、12点以上は重症です。
(① の質問は1点以上・③の質問が2点以上であること)
(過活動膀胱症状質問票:OABSS)
上記症状に該当した方は、病院で「尿検査」「残尿測定検査」「超音波検査」をします。
また、「排尿日誌」をつけて摂取した水分量と尿量を比較することもします。
この結果過活動膀胱炎と診断されると治療することになります。
過活動膀胱の治療法
薬物療法の他、膀胱訓練(尿をガマンする練習)などをします。
<膀胱訓練>
・尿を我慢する
・尿意を感じてもすぐにトイレに行かない
・夜中目が覚めてもトイレに行かない
・ガマンしてたくさん尿をだせるようにする
とは言っても、尿意を感じたらトイレにいきたくなるもの。これで病気が治るのかな?
そこで、膀胱訓練がしっかりできるよう、尿意をガマンできるようにするトレーニングないか?と思って調べてみました。
過活動膀胱トレーニング
過活動膀胱のトレーニングとしては骨盤底筋を鍛えると効果があるようです。いくつか紹介します。
気になる尿もれ予防に!骨盤底筋コース
これなら簡単にできそうですね!
みんなの骨盤体操
音楽に合わせてのトレーニングは楽しそう♪
そもそも骨盤底筋ってどこにあるの?という方のためにこちらの動画もご用意しました。
骨盤底筋の働き
個人的にはトイレを意識すると尿意を感じるように思います。
趣味に没頭したり歌をうたったりすることでトイレを意識しなくなると回数が減るような…。
でも毎日少しずつトレーニングして骨盤底筋を鍛えることは始める時良さそうです。