人類初の月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」をご存知ですか?
全世界10か国以上の16チームが月面探査のミッションをクリアするレースで、なんと1位のチームには2000万ドルの賞金!!
月面探査レース、ミッションは3つ
② 着陸地点から500メートル以上移動させる。
③ 月面から高解像度の動画・静止画データを地球に送信させる。
これらのミッションを最も早く達成したチームが1位というわけです。
そして、このレースにチャレンジする日本チームの名は「HAKUTO」。
「月=うさぎ」からネーミングされたチーム名のようですが、山陰に住む私としては実に嬉しいネーミング^^
そうです、鳥取県には昔から「白兎伝説」があり、白兎を助けた「大国主命(おおくにぬしのみこと)」が国を造り、今では出雲大社に祀られているのです。といわけで白兎(HAKUTO)とは深い関係があると勝手に感じている私。
白兎伝説とは?
白兎伝説は古事記に書かれている神話です。
大国主命の兄弟と一緒に、いなばの国へ行く途中、毛をはがされたうさぎに出会いました。いじわるな兄弟は「海の水で体を洗い、風の吹く高い山のてっぺんでかわかしたらいい」とうさぎに言いました。
言われたとおりにやってみると、体がひりひりとしみ、その痛いこと痛いこと。
そこへ通りかかった大国主命は、「どうしたの、うさぎさん」とやさしく声をかけました。うさぎは、「私はおきの島からなんとかいなばの地へ渡りたいと考え、ワニザメをだまし、その背を踏んでやってきたのですが、それがばれて毛をむしりとられました。そして、あなたの兄弟の言うとおりにしたら、今度は体中が痛くて苦しいのです」と答えました。大国主命は「早く真水で体を洗い、ガマの穂をつけてごらん」といい、うさぎは言われるとおりにしました。するとうさぎは、元のきれいな姿にもどることができました。
これがいなばの白うさぎで、鳥取市の白兎神社に「ウサギ神」としてまつられています。
大国主命と並んで古事記に出てくる神様のひとりに「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」がいます。
「天照大御神」は天岩戸伝説で有名ですが、太陽の神とされている女神です。
そんなつながりから、今回の月面探査ロボットの命名コンテストにこの私「A-MATERASU」を応募しました!
ところで結果はいつわかるの!?
月面探査ローバー命名コンテスト
◇応募期間
2016年10月27日(10:00)~11月18日(23:59)
◇賞品・当選者
命名者の中から抽選で1名
・選べる宇宙を感じる旅(1組2名)
・命名者のイラスト入り「宇宙兄弟デザイン・プラチナアンバサダーカード」
さらに
・サカンクション新曲タイトル
・宇宙兄弟デザイン命名証(抽選で100名)
当選発表は賞品の発送を以って代えさせていただきますとのことなので、抽選の1名にならないとわからない…
でも、選ばれた名前は「月面探査ロボットローバー」の側面に入るそうなので、デザインが決定したらわかるはず…早く!楽しみにしています♪
月面探査レースはいつ?
月面探査レースに参加するチームはこちらの16チームです。
・HAKUTO(日本)
・Astrobotic(アメリカ)
・AngelicvM(チリ)
・Part-Time Scientist(ドイツ)
・SpaceIL(イスラエル)
・Team Indus(インド)
・Moon Express(アメリカ)
・SpaceMETA(ブラジル)
・Team Italia(イタリア)
・Team Puli(ハンガリー)
・Plan B(カナダ)
・Omega Envoy(アメリカ)
・Independence-X(マレーシア)
・Euroluna
・Team Stellear
・Synergy Moon
チームHAKUTOのオフィシャルパートナーは「au/KDDI(株)」ですが、他にもさまざまな企業がパートナーとして技術協力等をしています。
また、JAXAとも共同研究契約を結び宇宙に関する様々なデータの取得・研究を行っているそうです。
実は今回の月面探査レースは全チーム揃ってのスタートというわけではんく、2017年末までにミッションを完了することで優勝が決まるようです。
途中経過による中間賞がすでに発表されており、2015年1月、我が日本チーム「HAKUTO」は賞金50万ドルを獲得しています。
そして…2017年の7~8月に月面へ向けての打ち上げが計画されているとのこと!!
チームHAKUTOの月面探査ロボット「○○○(新しい名前が決まり次第お知らせします)」の活躍を楽しみにしています。