ひもおとしって七五三の方言?少し違う鳥取・島根の行事

七五三は子供の成長を祝う全国的な行事ですが、山陰の島根鳥取ではこの七五三の行事の事を「ひもおとし」と呼びます。

さらに、七五三とは少し違うんです。

そこで!島根・鳥取の「ひもおとし」について「どんな行事なのか」「どこが七五三と違うのか」紹介します^^

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ひもおとしってなぁに?

ひもおとしとは

お子様の健やかな成長を神様に感謝し、将来の幸せと健康を祈る行事。
山陰地方は七五三のことを「ひも落とし」と呼んでいます。
これは、生まれてすぐのお宮参りの祝い着には、ひもが付いていますが、
3歳になるとそのひもを取り帯を締めて七五三参りをすることに由来するといわれています。

人形のはなふさ

実は私が山陰に来てまもない頃「ひもおとし」のCMや新聞のチラシなどを見た時に少々違和感がありました。

「ひもおとし」=「七五三」だと思っていたのですが、小さな女の子の着物姿、可愛いんだけどどこか違和感…

実はそれが数え年4歳(満3歳)に振袖を着ているからだということに気が付いたのは、自分の子供がひもおとしの年齢になってからでした^^;

3歳の子供に振袖を着させることはかなり大変ですが、7歳の時とはまた違った可愛さがあります。

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七五三との違い

★年齢

七五三:女の子は通常満3歳と満7歳、男の子は地域によりますが満5歳にお祝いします。

ひもおとし:男の子、女の子ともに数え年の4歳(満3歳)にお祝いします。

★着物

七五三:3歳の女の子は着物の帯は締めず、被布と呼ばれるベストのようなもの着せます。7歳の女の子は振袖を着るのが一般的です。

また、男の子は5歳に紋付袴を着ますが、写真を撮る時のみ紋付袴で、お参りの際はスーツ姿が最近は、多くなっているようです。

ひもおとし:男の子は紋付袴、女の子は振袖姿になります。

★時期

七五三、ひもおとしどちらとも、11月15日となっています。

しかし、最近では親の仕事の事情などで前後の土日などにお参りすることが多いですね。

また、北海道や東北などは、気候の関係で一か月早い10月15日にお参りする地域もあるようです。

他にも七五三と違う呼び方の地域ってある?


「ひもおとし」と呼ぶ山陰地方の他に福岡県の一部の地域では、4-5歳で「ひもとき」、7歳で「へこかき」(男の子)・「ゆもじかき」(女の子)という習わしがあります。

昔は幼い頃に病気などで命を失う子供が多かったため、3歳・5歳・7歳の節目の年に元気に成長したことを祝う行事だった七五三。

子供の健康を祈る親の気持ちは今でも受け継がれているのですね。

家族の思い出にもなる七五三。小さいころの晴れ着姿の写真は子供が成長してからも宝物になるはずです。

ぜひご家族でお祝いしてくださいね。

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