エナジードリンクって本当に効果あるの?副作用の危険は?

高校生の息子は定期テスト前になると「エナジードリンク買ってきて」と私にリクエストします。

エナジードリンクにはいろいろ種類があるようですが、息子の好きなドリンクは「モンスターエナジー」。

でも、このエナジードリンク、なんだか危険なものだとニュースで聞いたことがあるんです。

息子に聞くと「飲み過ぎなければ大丈夫」とのこと。

ホント?ホントの本当に大丈夫!?

ここは親の務めとして、調べておかなくちゃ!!

ということで、エナジードリンクの成分と効果、さらに危険かもしれない副作用まで…調べてみました!!


エナジードリンクとは

栄養ドリンクと同じ成分を含む飲料で、日本では「清涼飲料水」として販売されている。製品や販売地域によっても異なるが、カフェインやアルギニン、バリン、ナイアシンといった成分を含んでいる。他の清涼飲料水に比べてカフェインの含有量が多く、強炭酸ののどごし、強い甘さなどが、共通した特徴である。

コトバンク

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エナジードリンクに含まれる主な成分


ここでは代表的な3種類のエナジードリンク(100ml中)の成分を紹介します。

・レッドブル(Red Bull)

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・モンスターエナジー(Monster Energy)

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・バーン(burn)

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さらに、それぞれの成分の詳しい紹介です。


ナトリウム
ナトリウムと聞くと=塩分と考えがちですが、正確には塩分に含まれる成分の一つです。ナトリウムは血圧の調節や神経の情報伝達、また栄養素の吸収・輸送などに関わる重要な栄養素です。ただし、摂取しすぎると高血圧や動脈硬化、心筋梗塞など生活習慣病の原因となります。1日の摂取量の目安は成人男性が600mg(食塩1.5g)です。


アルギニン
天然に存在するアミノ酸の一種です。肉類・ナッツ・豆・玄米・レーズン・えび・牛乳などに多く含まれ、免疫反応の活性化や細胞増殖を促進し、コラーゲンの生成・創傷等の治癒を促す。成長期には必要な成分の一つです。


ビタミンB群(ナイアシン・パントテン酸・ビタミンB6・B12)
ビタミンB3(ナイアシンアミド)、ビタミンB5(パントテン酸)・ビタミンB6・ビタミンB12などの水溶性ビタミンです。糖質・タンパク質・脂質の代謝に不可欠で、炭水化物をエネルギーに変える働きがあり、不足すると口内炎や下痢などの症状が現れます。


カフェイン
古代より刺激作用があるとされ、覚醒作用・解熱鎮痛作用・強心作用・利尿作用があるとされています。副作用は不眠・めまい。またカフェインの減量、中止による離脱作用(頭痛・集中欠如・疲労感・気分の落ち込み・吐き気・筋肉通など)が2日後をピークとして現れます。※モンスターエナジーのカフェイン含有量は84.525mg/250ml


D-リボース
エネルギーの源となるATP(アデノシン三リン酸)を生成する働きがあるので、疲労回復につながります。また、ATPの分解もするので、再度ATPを生成しATPの再利用ができます。また、乳酸生成を抑制するため筋肉痛の緩和・予防にもなります。疲労回復に効果のある成分です。


L-カルニチン
アミノ酸の一種で、脂肪を燃焼しエネルギーに変える働きがあります。また、心臓の働きに大きく関係するなど重要な成分です。ただし、年齢が高くなると体内で作られにくくなるため、サプリなどで補う必要があります。


その他、エネルギーの元となる砂糖類やもちろん水分も含まれています。

エナジードリンク、気になる副作用


上記で紹介しとおり、エナジードリンクに含まれている成分には、エネルギー生成や脂肪の分解、また疲労回復などに効果のある成分が含まれています。

年齢によっては体内で生成しにくい成分もあるため、すすんで摂取した方が良い成分も含まれているみたい。

ただし、一番気になる副作用が心配なはなんといっても「カフェイン」

このカフェインは中毒や急性致死にもつながる危険があるので注意が必要です。

コーヒー・紅茶、緑茶にも含まれている「カフェイン」は私たちの生活に密着していますが、最近はコーヒーでもカフェインレス・デカフェなどが増え、妊婦さんでも安心して飲めるものが増えています。

カフェインは覚醒作用があるので、勉強中、運転中の摂取には効果があると思われますが、体に支障をきたしては大変なので、1日の摂取量の目安を調べてみました。

カフェイン摂取量の危険ラインは体重別で決められています。

体重30kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.20g・発症:3時間以内0.51g
慢性中毒…可能性大:24時間以内3.00g・発症:24時間以内7.5g
致死量…6.00g

体重40kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.26g・発症:3時間以内0.68g
慢性中毒…可能性大:24時間以内4.00g・発症:24時間以内10.00g
致死量…8.00g

体重50kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.33g・発症:3時間以内0.85g
慢性中毒…可能性大:24時間以内5.00g・発症:24時間以内12.5g
致死量…10.00g

体重60kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.39g・発症:3時間以内1.02g
慢性中毒…可能性大:24時間以内6.00g・発症:24時間以内15.00g
致死量…12.00g

体重70kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.46g・発症:3時間以内1.19g
慢性中毒…可能性大:24時間以内7.00g・発症:24時間以内17.50g
致死量…14.00g

体重80kg
急性症状…可能性大:1時間以内0.52g・発症:3時間以内1.36g
慢性中毒…可能性大:24時間以内8.00g・発症:24時間以内20.00g
致死量…16.00g

レッドブル1本に含まれるカフェイン量:80mg(0.08g

モンスターエナジー1本に含まれるカフェイン量:144mg(0.144g)

バーン1本に含まれるカフェイン量:80mg(0.08g)

ご参考までに…

缶コーヒー1本:100~150mg

500mlペットボトルのウーロン茶:100mg

のカフェインが含まれています。

自分の体重の急性症状量・慢性症状量、さらには致死量は頭に入れておくことをオススメします。

我が家の息子はまだまだ成長盛り。体重も50kg程度。

1日に何本も飲むことはないので大きな心配はなさそうですが、お茶など他のドリンクにもカフェインが含まれていることを考えると、極力摂取は気を付けた方がよさそうです。

ということで、まずは、私も飲んでみるか!(そうなる!?)

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