昨日マグニチュード6.6、震度6弱の地震が起こりました。
その時、某デパートの4階にいた私は、ガタガタと建物が揺れる音が大きくなるのに気付くやいなや建物がゆらゆら揺れ始めたのですが、揺れが収まるまでどうすることもできませんでした。
揺れがおさまってからふと…この数秒間(十数秒間)に私は何をすべきだったのかと…。
パソコンで仕事中だった私。もし「避難」となった時、セキュリティ上重要なパソコンはどうすればいいのか?携帯(スマホ)は手に持って非難した方がいいのか?どのルートで避難するのがいいのかなどなど。
外出先で巨大地震に合った時、一口に「命を守る行動」とはいっても、いざとなると行動できないことが多いのではないかと不安になりました。
もちろん、会社や学校で行われている「避難訓練」はいざと言う時に考えなくても行動するために重要なことだと思います。
でも、たまたま寄ったスーパーやデパート、飲食店などなど。
まずは何をすればいいのか考えてみました。
① 安全ゾーンを見つけ次の行動に備える
<建物の中>
窓ガラスや大きな棚などは、地震の時には壊れたり倒れたりして危険です。同じフロアのできるだけものが置いていない場所を見つけ移動します。また非常口を確認しその後の避難に備えます。テーブルの下など落下物を防げるものがあればその下へ。ない場合はバッグや上着などで頭を守って地震がおさまるのを待ちましょう。
<地下・エレベータ>
地下やエレベータなど閉鎖的な環境で地震に合った場合はあわてず、避難経路を確保するようにします。エレベータはすべての階のボタンを押し止まった階で降ります。地下鉄はできるだけ非常口に近い場所でじっとするのが賢明ですが、震源地によって津波などの心配がある場合はできるだけ高層階へ移動しましょう。(地震だけの場合は地下の方が安全な場合もあるようです。)
<運転中>
車を運転中に揺れに気が付いたら、急ブレーキは踏まずに徐々にスピードを落とし道路の左側に停車します。エンジンを止めて揺れがおさまるのを待ちながらラジオなどの地震情報などをチェックします。車を置いて避難する必要がある場合は最寄りの駐車場や道路外に移動して駐車します。ドアロックはせず、キーもつけたまま車検証などの貴重品をもって避難します。車の窓に連絡先などを書いておくといざと言う時に安心です。
<歩行中>
上下左右に注意しながら安全な建物に逃げ込みます。銀行、金融関係のビル、新しいビルなど建築基準が地震に備えられている建物を見つけ中へ避難しましょう。バッグなどで頭を守りながら転ばないように移動しましょう。
② 地震がおさまってから次の行動へ
周りをよく確認しながら安全な場所に移動します。火事や倒壊などが起こっていないか、周囲に声をかけながら協力して避難することが重要です。
また行動に移す前に確実な情報を入手することも重要です。最近ではスマホで緊急災害情報が自動的に入ってきますが、これらをチェックし震源地や地震の規模、また津波の予測なども調べて安全な場所へ移動します。
周囲に被害が確認されない場所では元通りに活動することになるかもしれません。ただし、余震が続くこともあるので引き続き気を付けながら行動します。
③ 安否確認
地震がおさまって、自分は大丈夫となった時、次にきになるのが家族や友人の安否ですよね。
最近はSNSが広まっているので比較的安否確認はとりやすいかもしれません。
救助を呼びたいのに自分からは連絡できない、という場合にも「ツィッター」や「Facebook」で発信することで人を介して救助を呼ぶこともできます。
いざと言う時のためにアカウントの準備はしたほうがよさそうです。
また、大きな災害時に開設される「災害用伝言ダイヤル171」も覚えておくと安心です。
★災害用伝言ダイヤル171(音声)
<メッセージを録音>
① 171をダイヤル(携帯電話からもかけられます)
② 音声ガイダンスに沿って「録音…1」
③ 伝言を登録する番号を入力(最後に#)
④ 30秒以内でメッセージを録音
⑤ 電話を切る
<メッセージを再生>
① 171をダイヤル
② 音声ガイダンスに沿って「再生…2」
③ 再生する番号を入力(最後に#)
④ メッセージを再生
⑤ 電話を切る
※メッセージを録音する際に登録する番号は自宅などの固定電話になります。
市外局番によって災害地かどうかが判断されます。
★災害用伝言板 Web171(文字+音声、静止画、動画)
インターネットを使って掲示板と同じように安否確認情報を登録、確認できる便利なサービスです。
<伝言登録>
害用伝言板(web171) 伝言の登録篇
<伝言確認>
災害用伝言板(web171) 伝言の確認篇
家族間であらかじめ登録する番号をきめておくことがポイントです。
また、各携帯会社などでも同様のサービスをしています。あらかじめアプリをダウンロードしておくと、すぐにメッセージの登録・確認ができて便利です。(登録料・使用料無料)
大災害の時は通信会社はインターネットの通信制限をすることも考えられますので安否確認の方法についても家族や友人と話し合っておくことが重要ですね。
今回の地震でいざとなると動けなることを身をもって痛感しました。
知識として、またはイメージトレーニングとして認識しておくだけでも変わってくると思います。
この記事がお役に立てると嬉しいです^^