台風の大きさ・強さどうやって決める?基準は何?

今年はやけに台風が多いような…!?

またもや今週末も日本付近に台風がやってくるようです。

そもそも台風ってどこで発生してるの?

「非常に強い大型の台風」ってどれくらいの台風?

台風情報を見ていたらいろんなことが気になってきました。

そうなれば、調べてみるっきゃない!

台風の強さ・大きさの基準を知ってしっかり備えましょう!

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台風どこで発生する?


台風は海水温度の高いフィリピン沖の海上、南シナ海の海上などで多く発生します。

熱帯の海を太陽が照らすことで海水が蒸発し、空気の渦ができ雲が発生します。

雲が出来る過程で水蒸気が水の粒となり、その時に放出された熱がさらに周りの空気をあたため、上昇気流・空気の渦が強くなります。

これが繰り返されて熱帯低気圧となります。

この熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風力が秒速17.2m以上のものを台風となります。

台風の規模は中心付近の風力の大きさと強さを組み合わせて表します。

台風の大きさ

風速毎秒15mの大きさ
半径500km以下 …台風
半径800km以下…大型の台風
半径800kmより大きい…超大型(非常に大型)の台風

台風の強さ

最大風速毎秒
17.2m…台風
32.7m以上…強い台風
43.7m以上…非常に強い台風
54.0m以上…猛烈な台風

天気予報で「非常に大型で強い台風○号は…」などと言いますがその場合、風速15m以上/秒の半径が800kmより大きく、中心付近の最大風速が32.7~43.6mの台風を表しています。

今まで私は中心付近の「気圧」で台風の大きさを判断しているかと思っていました!!びっくり!!

ただし、中心付近の気圧が低い台風は風速も規模も大きくなるため要注意!ということは間違いないようです。

観測史上最低の低気圧は昭和54年10月12日日本にも上陸した台風20号で、最低気圧870hPaでした。

沖ノ鳥島南東付近の海上で上記数値を観測し、その後勢力をやや弱めましたが、960hPaで和歌山県白浜に上陸し日本を縦断しました。

その後北海道では甚大な被害を出しました。

また、日本に上陸した時点の気圧が最も低かった台風は、1977年に鹿児島県沖永良部で観測した907.3hPa、続いて1959年の908.1hPa、1934年の911.6hPaの順となっています。

大きくて強い台風だと被害も大きい?


一概にそうとは言えません。台風が通過する前の天候・降水量などによって地盤が緩み、土砂災害が起こるなどで、多大な被害が出るためです。

強くて大型の台風が上陸した時は、「安全な場所に早めに非難する」また「頑丈な建物のに避難しむやみに外に出ない」という、「最大限に命を守る行動」をすることが大切です。

今回の台風も何事もなく通過してくれますように…。

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