最近、流行っている「あごだし」ってご存知ですか?
私が住む山陰では当たり前のようにスーパーでみかける食材(だし)なんですが、関東では馴染みのない食材(だし)ですよね。
そもそもあごって何?
ということで、「あご」について、またあごだしを使うと美味しい料理、はたまた「だし」の取り方などなどご紹介します。
「あごだし」を気になっている方!必見です!!
あごって何?
九州から日本海側にかけて「トビウオ」のことを「あごが落ちてしまうくらい美味しい」という意味から「あご」と呼びます。
「トビウオ」は内臓が単純な作りになっているため、苦みやえぐみが少なく、上品なだしがとれることから、お正月のお雑煮のだしに使われるなど高級品として扱われてきました。
また、新鮮なトビウオをしっかり焼いて乾燥させると、旨みが凝縮され味わい深いだしになるので和食に限らずラーメンのスープ、また最近ではイタリアンなどにも使われているそうです。
あごだし使うと美味しい料理
我が家であごだしは「お味噌汁」に使います。コクのあるおだしなので、お味噌少なめでも美味しいお味噌汁になります。
また、茶わん蒸しやだし巻卵などに使っても美味しいです。
めんつゆのように使える「あごだししょうゆ」もあります。
また、山陰ではメジャーな「あごだしラーメン」は最後までスープを飲み干したくなる美味しさ!クセになります。
スーパーではいわしのつみれに並んで売られている「あごのつみれ」はあごのだしと身が両方楽しめる一品です。
山陰に来ることがあれば、ぜひ探してみてくださいね^^
美味しいあごだしの取り方
あご煮干し(焼きあご煮干しだと尚、味わい深くなります) 50g
水 1リットル
① あご煮干しを半分に折り、割れ目を入れ、水を入れた鍋に一晩つけます。
② 一晩つけたあごのだし汁を中火で温めます
③ うっすら湯気が立ちあがってきたら火を止めそのまま冷まします。
④ 粗熱が取れたら、あごを鍋から取り出し完成です。
あごのカスが気になる方はキッチンペーパーなどで「こして」からお料理にお使いください。お味噌汁にそのまま使えばカルシウムも一度に摂取できますよ。
粉末状の便利な「あごだし」も販売されています。
だしの素のようにお味噌汁はもちろん、チャーハンなどにも使えるてとても便利です。
あごすくい(あご漁)体験ツアー
アゴ(とびうお)すくい体験〜鳥取・岩美町〜
あご(とびうお)は5月下旬~6月下旬にかけて旬の魚です。
鳥取県では、なんと!あご漁を体験できるツアーがあるんです。
夜の8時過ぎ、暗い海にライトを向けると、あごがたくさん集まってきます。あごは光に集まる習性があるので、イカ釣り漁と同じ方法で漁をします。
このツアーは、水面に浮かんできたあごを、網ですくうことができる子供でも楽しめるツアーです。
また、あごの大群が海上を滑空している姿を見ることができれば、羽(ひれ)がきらきら輝きとても美しいです。ぜひ一度体験してください。
★あごすくい体験
鳥取県岩美郡岩美町陸上693
東浜観光協会
TEL:0857-72-273(受付時間9~18時)
大人:5,000円
子供:3,500円
所要時間90分
天候により中止、または場所が変更になることがあります。
すくったあごは持ち帰りできます。
まずはあごだし、お味見したくなったでしょうか?
最近人気が出てきて「とびうお」の価格が上昇しているようです。
スーパーなどで見かけたら即ゲットしてくださいね^^