病院で処方してもらった薬を薬局で受け取る際、アンケートを記入しました。
最初の「飲食物等の摂取状況」にある「牛乳」「納豆」「グレープフルーツ」が気になる~!
なんで?薬局で聞かれるの?
家に帰ってからますます疑問が大きくなってきたので調べてみました。
すると分かった「飲み合わせ」が悪い「薬と食べ物」があること。
「食べ合わせ」は聞いたことがあるけど、薬との飲み合わせってあるんですね!
そこで、私が調べた飲み合わせの悪い薬と食べ物紹介しちゃいます。
飲み合わせの悪い薬と食べ物
① 牛乳と骨粗鬆症の薬
「牛乳」にはカルシウムが含まれているので、丈夫な骨にするために欠かせない飲み物ですが…すでに骨粗鬆症のお薬を服用している方に「牛乳」は要注意です。
牛乳に含まれているカルシウムと薬が体の中で結合すると、薬の成分が胃酸によって中和され効果が弱まるようです。
また、抗生剤などの薬も同じ理由で効果が弱まるとのことなので、骨粗鬆症の治療中に牛乳を飲むことは避けた方がいいでしょう。
② 納豆と抗血栓薬
抗血栓薬(ワルファリン)は、血栓症予防に使われるお薬で、血管内で血液が固まるのを抑える作用があります。
しかし、納豆に含まれる納豆菌はビタミンKを生成し、抗血栓の作用を弱めてしまいます。
脳こうそくや心筋梗塞の危険性があり、抗血栓薬を服用している方は納豆は厳禁です。
③ グレープフルーツと抗生物質
細菌性の風邪などにかかった場合に処方される「抗生物質」ですが、グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン」という物質が、体内の代謝酵素「クロムP450のCYPA4」の働きを邪魔します。
つまり、代謝酵素の働きを弱めてしまうので、抗生物質が体内で分解されるのが遅くなり効き目が強くなってしまうというのです。
これは、薬の飲み過ぎと同様の作用のためとても危険です。副作用が出やすくなる恐れもあるので注意が必要です。
他にもグレープフルーツとの飲み合わせが悪いお薬はコチラ
④ コーヒー・紅茶と痛風治療薬
コーヒーや紅茶に含まれる「カフェイン」は尿酸の排泄を妨害する働きがあります。よって、痛風治療薬のように尿酸値を抑える作用を邪魔することになります。
尿酸は結石などにも深く関係していますが、カフェインを多量に摂取する人は要注意ですね。
また、胃腸薬はカフェインの排泄を妨害する働きがあるため、痛風・結石の恐れがある人は特に注意が必要です。(薬同志の飲み合わせ)
どちらにしてもカフェインの多量摂取は少なからず体に影響を及ぼします。
こちらでは今話題になっているエナジードリンクに含まれているカフェイン等の成分について詳しく紹介しています。
お酒については、血液の循環が良くなるため薬の作用を強めてしまい危険な状態になることがあります。
特に睡眠薬と服用すると記憶障害になる可能性もあるので絶対に飲んではいけません。
今回私が処方してもらった薬は抗生物質とトラネキサム酸。
トラネキサム酸は喉の腫れなどに作用する止血効果のあるお薬です。よって、納豆はビタミンKを生成することで血液を凝固させるためトラネキサム酸の止血作用は邪魔しないようです(ただし、食べ過ぎは厳禁)。
グレープフルーツはめったに食べない(飲まない)ので良かった^^
さいごに
毎日食べている食事の中で薬と飲み合わせが悪い物、結構あるみたいです。
命に係わることもあるので、薬局で処方された薬についてはしっかり確認してから服用でしたいですね。