私の大好物「あさり」
胃腸が疲れている時は特に食べたくなります^^;
お味噌汁、お吸い物、酒蒸し、パスタなどなど、美味しい出汁がでて体にしみこむ美味しさ。
あさりが入るだけでいつものお料理がいっそう美味しくなります。
でも、いざ料理して口に入れた途端「ジャリッ」とすることありますよね。
この食感がイヤであさりを食べない人もいるかもしれません。
我が家の子供たちも、お汁のあさりは出汁だけ飲んで身は食べず(贅沢)^^;
あさりにはタウリンがたっぷり含まれているので、肝機能を助け、血液をサラサラにしてくれる働きがありますので、身までしっかり食べてほしいものです。
あさりの旬は2~4月と9~10月。この時期の栄養豊富で美味しいあさりを食べるために簡単砂抜き方法と砂抜き不要のあさりをご紹介します。
あさりの砂抜き方法(基本)
基本のあさりの砂抜き方法は、砂のない海水であさりを生息させ、あさりの呼吸とともに砂を排出させると、砂のないあさりとなります。
海水の濃度はあさりが生息していた海水と同じものが好ましいですが、水道水で再現するなら水1リットルに対して塩30g(濃度3%)の塩水になります。
その塩水に2~3時間つけ砂抜きします。
ザルとボールを使い、あさりが吐き出した砂を再度吸わないようにすると安心です。
また、水の温度が低すぎるとあさりは活動しなくなるため、15~20℃の水温が好ましいとされています。
さらに(砂の中にいる状態と同じように)暗い方があさりは活発に動きます。上から新聞紙などをかぶせておくといいでしょう。
2時間たって、ボールに砂がたまっていないようなら、もう1時間待ちます。ただし、それでも砂を吐いていないようなら、別の方法で砂出しするようにします。
次の方法をお試しください。
あさりの砂出し方法(簡単)
野菜の50℃洗いってご存知ですか?
50℃のお湯で野菜を洗うと、野菜は自分の身を守ろうとして水分を最大限に取り込みます。その結果シャキッとした歯ごたえの野菜になります。
実はあさりも同じように50℃洗いで水分を取り込み砂を吐きだします。
まず50℃のお湯で殻を洗い、そのまま5分程度つけておくあっという間に砂出しできます。また、水分も吸収するのでプリプリっとした食感になり一石二鳥です。
50℃のお湯につけておく時間は5~15分です。長い時間放置しておくとあさりが痛む原因になります。また、60℃以上のお湯になると調理されてしまうのでご注意を!
「砂ゼロあさり」って知ってる?
農水省の発表によると、あさりの漁獲量は年々減少しているとのこと。
そこで、あさりの産地である福岡市が、水槽であさりを養殖する研究を進めてきました。
水槽であさりが養殖できれば、砂を吸い込む心配もなく「砂ゼロあさり」となるそうです。
生きたプランクトンを餌として与えるので、自然のあさりより味も美味しくなるそう。
まもなく試験販売されるとのことなので、食卓に上るのが楽しみです。
春先になると潮干狩りに行きたくなる私。バケツ一杯に取れたあさりをどうにかして美味しく食べようと「砂抜き」必死にしていました。
50℃洗いで簡単に砂抜きできるとは…今
年の潮干狩りが楽しみです。