カニの産地でまず思い浮かべるのはどこですか?
カニと言えば北海道、北海道といえばカニ!と言われるほど、北海道はカニが名産。しかも獲れるカニの種類も豊富です。
北海道で獲れるカニの種類
・毛ガニ
・タラバガニ
・アブラガニ
・イバラガニ
・花咲ガニ
・ズワイガニ
中でもズワイガニは水揚げされる地域によって名前が変わるのはご存知ですよね。
越前ガニ、松葉ガニなどが有名ですが、実は他にもたくさんあります。
そこで、今回はズワイガニの産地別「呼び名」の違いを紹介したいと思います^^
さらに!全国に出回ることの少ない「雌ガニ」の呼び方も紹介しますね!
「ズワイガニ」産地別呼び方紹介
ズワイガニは冬の時期、日本海側の港に水揚げされます。また、同じズワイガニでありながら水揚げされた場所によって呼び名が変わります。
越前ガニ(オス)・せいこガニ(メス)
・黄色のタグ
・福井県三国町の三国港と越前市の越前漁港(小樟港と大樟港)で水揚げされたカニ
・大きさ身入りのチェックあり
松葉ガニ(オス)・親ガニ、セコガニ(メス)
・白地に赤い文字のタグ
・山陰地方で水揚げされ、冷凍されずに入荷されたカニ
・大きさや身入れもチェックあり
間人港
間人ガニ(オス)・こっぺ(メス)
・緑色のタグ
・京都府丹後沖20~30kmの近海が漁場
・大きさや身入りを丁寧にチェック
加能ガニ(オス)・香箱、甲箱ガニ(メス)
・青色のタグ
・加賀、能登などの橋立漁港、金沢港、輪島港で水揚げされたカニ
津居山港
津居山ガニ(オス)
・カニの形をした青色のタグ
・間人ガニと漁場はほぼ同じ(丹後沖20~30km)
柴山港
柴山カニ(オス)
・上位ランクにピンク色のタグ
・最上級ランクにゴールドのタグ
・大きさ、身入り、足の数など厳しいチェック
・100以上にランク分けされる
香住港
香住ガニ(オス)
・港名や船名が書かれた白いタグ
・ズワイガニより深い水深500メートル~1000メートルの海底に生息するベニズワイガニのこと
・生でも赤い
浜坂港
浜坂ガニ(オス)
・「はまさか」と書かれた水色のタグ
・浜坂港はズワイガニの水揚げ量日本一兵庫県は各地域ともにメスの呼び名は「セコガニ」です。
各地域カニ漁解禁日と漁期
カニの漁期は省令によって決められています。
新潟県以北の海域…メス・オスともに10月1日~翌5月31日
富山県以西の海域…メスは11月6日~翌1月10日、オスは11月6日~翌3月20日
ただし、富山以西の海域では漁業者の自主協定があり、漁獲量の上限や禁漁海域、メスガニの漁獲禁止など決められているようです。
また、各地域漁協とも年ごとに決められているのでは今年はいつからいつまで?というように発表されます。
こちらではここ数年の解禁日と漁期をお知らせします。
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
2月1日~翌3月20日
・メス
11月6日~1月10日(日本海ズワイガニ特別委員会協定)
・オス
11月6日~翌3月20日
・メス
11月6日~12月31日(地域によって異なる)
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
全面禁漁
・メス
11月6日~1月10日
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
1月10日~3月20日(日本海ズワイガニ特別委員会)
・メス
11月6日~1月10日(日本海ズワイガニ特別委員会)
津居山ガニ(兵庫県津居山港)
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
1月20日~2月28日
・メス
11月6日~12月31日
柴山カニ(兵庫県柴山港)
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
1月20日~2月28日
・メス
11月6日~12月31日
香住ガニ(兵庫県香住港)
・オス
9月1日~翌6月30日
・メス
全面禁漁
浜坂ガニ(兵庫県浜坂港)
・オス
11月6日~翌3月20日
・若ガニ
1月11日~3月20日(日本海ズワイガニ特別委員会)
・メス
11月6日~1月10日(日本海ズワイガニ特別委員会)
安くて美味しいメスガニはおすすめ
オスガニに比べ小さいのですが、味噌汁や鍋に入れると美味しい出汁がでるのでおすすめです。
また、内子と呼ばれる未成熟の卵はぽくぽくとした食感。
また、外子と呼ばれる卵はプチプチとした食感でいろいろな味・食感を楽しむことができます。
山陰のスーパーなどでは1枚100円前後で見かけるので、家族の人数分買って今日はカニのお味噌汁!なんてこともよくあります。
こちらのサイトでメスガニを通販でも購入できます。一度ご賞味ください。
さいごに
カニの産地では、小さいころにカニを食べすぎ「カニ嫌い」の人も多いようです。
我が家もあらかじめ身を取り出しやすいようにして食卓に並べないと…誰も手を付けない始末…贅沢ですね^^;
私は大のカニ好き!今年も美味しい時期に美味しいカニを食べたいです!