「痩せるお茶」で有名な斐川中央クリニックの漢方のお茶。
飲み始めると、まずトイレの回数が増えます。
これは単に1日に摂取する水分が増えたこともありますが、漢方薬には「めんげん」という「好転反応」があるため、悪いものを外に出すという反応から起きる症状です。
そこで、私も「トイレの回数が増えた」以外に「めんげん」にあてはまるものがなかったか振り返ってみました。
漢方の「めんげん」でおならがクサくなる?
お恥ずかしいことですがお茶を飲み始めて数日経った頃から「おなら」がクサくなりました。
私の場合、日中一人で家にいることが多く普段から「おなら」がしたくなったらガマンせずに出してしまっていたのですが…
自分でも嫌になるくらい「クサい」!!
正直、毎日飲んでいる漢方のお茶も独特な匂いがあるので、それが原因かな?と思っていたので、まさかそれが「めんげん(好転反応)」とは思いもしませんでした。
めんげん(瞑眩)とは
漢方薬を飲む時に起こる、一見副作用と思われる不快な症状は、実は瞑眩(めんげん)であることが非常に多いです。
瞑眩とは、漢方薬を服用したり、東洋医学的治療の際に起こる、治癒反応、いわゆる好転反応のことをいいます。
漢方薬によって、体の中が巡りはじめると、溜まっていたものが流れ、不要なものが排出され、それに伴い様々な症状が出ます。
例えば、皮膚から排出されれば、湿疹やできものができたり、汗をどっとかいたりします。
皮膚疾患で漢方をお飲みの方は、悪化したように感じることが多いです。
便や尿で排出されれば、お小水が増えたり、下痢をしたり。血が巡ると、滞っていたものが月経時に塊として出たりします。
そもそも、どうしておならがクサくなる?
おならの臭いは、腸内の「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスが崩れ、腸内環境が悪化することで臭くなるそう。
これらの菌が腸内で食べ物を消化する際、発生させるガスが「臭いを発するガス」の場合臭くなるのです。(ごもっとも)
窒素、水素、二酸化炭素、酸素、メタンなど
硫化水素(りゅうかすいそ)・・・腐った卵のニオイ・温泉の硫黄のようなニオイの元
酪酸(らくさん)・・・腐ったバターのニオイの元
アンモニア・・・尿が乾いたニオイの元
スカトール・インドール・・・便のニオイの元
腸内細菌の活動によっておならが臭ったり臭わなくなったりするようですが、実は漢方薬にも「細菌」が含まれていて、それによってバランスが崩れるという理由もあります。
それらの細菌は腸で分解されるため、腸内環境が整っていない状態で漢方を摂取すると、バランスが崩れておならが臭くなるようです。
もしその状態が長く続くと腸に負担がかかり、思わぬ病気になることもあるそう。
要注意!です。
私は一週間くらいでその強烈な臭いは気にならなくなったので、腸内が落ち着いて正常に分解されるようになったということでしょうか?
漢方の「めんげん」他にも考えられる症状
漢方薬を飲み始めて多くの人が体験する「めんげん」の症状は「下痢」のようです。
悪いものを外に出しているその症状に、最初はびっくりするかもしれませんがしばらく様子をみるとおさまることが多いようです。
他にも代表的な症状がありますので紹介します。
1.胃腸症状:胃もたれ、吐き気、胃痛、下痢など…麻黄、大黄、地黄、当帰、石膏
2.皮膚症状:発疹、痒み、蕁麻疹など…桂皮
3.精神神経症状:のぼせ、不眠、動悸など…麻黄、附子、人参
4.その他:肝機能障害、肺炎など
私が処方された漢方にも麻黄、大黄、当帰、桂皮が含まれていました。
私の漢方体験記はこちら
桂皮…発疹
そういえば、漢方を飲み始めてしばらくした頃、背中の右肩の辺りに湿疹ができ、痒い症状が続きました。
私の年齢になると背中の発疹=帯状疱疹とも考えられるので、つい皮膚科に行ってしまいました(診察結果は異常無し)。
その時は気がつかなかったのですが、今思えば漢方が原因だったのかもしれません。
「めんげん」は個人が元々もっているアレルギーなどによっても現れる症状が異なります。
漢方薬を飲み始めて、普段と違う症状が表れたら早めに先生に相談した方がいいですね。
さいごに
以前に、別の「漢方薬」を飲む機会があって、その時も「めんげん」と言われる「下痢」の症状がありました。
お腹が痛くなるわけでなく、トイレにいくと水のような「下痢」。
汚い話しが続いてすみませんが、誰でも何かしらの「めんげん」はおこるようですね。
漢方を飲み始めた時は、しばらく自分の体と向き合うことも大切です。