もったいない精神で食品ロスを無くす!家庭で簡単にできる方法

食品ロスって聞いたことありますか?

食品ロスとは

食べられる状態であるにもかかわらず廃棄される食品。小売店での売れ残り・期限切れ、製造過程で発生する規格外品、飲食店や家庭での食べ残し・食材の余りなどが主な原因。フードロス。 [補説]日本で年間約1900万トン排出される食品廃棄物のうち500万~900万トンが食品ロスとされる(「平成17年度食品ロス統計調査」等に基づく農林水産省総合食料局の試算より)。

コトバンク

食べられる状態のものを廃棄!?なんで?と思われるかもしれませんが、スーパーなどの売れ残りや飲食店での食べ残し、そして意外と多い家庭での食材余りなど…。

食品ロスとなる食材に対する金額はもちろんですが、実は廃棄する費用もかかっているので二倍の費用がもったいない!!

つまり食品ロスをなくせば、費用は半分になるというわけです。

そこで、私たち自身が簡単に気を付けられる食品ロスを減らす方法をお教えします。

一人ひとりが気を付ければ環境にも◎ですよ♪

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簡単にできる食品ロスを減らす方法

① 賞味期限と消費期限の違いを認識する。

賞味期限とは…
開封されていない状態で正しく保管されていた場合、品質を保てる期限、美味しく食べられる期限のこと…期限を過ぎてすぐに食べられない、ということではない

消費期限とは…
開封されていない状態で正しく保管されていた場合、食べても安全な期間…期限を過ぎたら食べない方がよい

賞味期限は衛生面というより、品質にかかわる食品につけられることが多く、主に劣化が遅い缶詰、レトルト食品、インスタントラーメン、スナック菓子などにつけられています。

消費期限は製造日を含めて5日以内に急速な品質の低下が認められる食品、弁当、調理パン、惣菜などにつけられています。

つまり購入した食品についているのが賞味期限だった場合、もちろん期日内に食べられるのが理想ですが万が一過ぎてしまっても食べられるということです。

② 冷蔵庫の中身をチェックして買い過ぎを防ぐ

これが意外に難しいんですよね。安売りしているとついつい買い過ぎてしまったり、料理できずに腐らせたり…。

そこで、便利なスマホで冷蔵庫の中身を管理できる「アプリ」を紹介します。

<iPhone用>

商品バーコードで賞味期限を通知Limiter(リミッター)

買い物から帰って食品を冷蔵庫や棚にしまう前に、こちらのアプリでバーコード読み取って商品を登録、賞味期限、消費期限を入力すれば…期限が近付くとプッシュ回線で知らせてくれます。その日の献立メニューはそこから考えるとよさそうですね。

La賞味期限
買い物から帰ってきたら食品の賞味期限、消費期限を登録。あらかじめ食材名は登録されているので選んで登録するだけです。冷蔵庫の中身を見たり、カレンダーで賞味期限・消費期限を確認できるので、買い物前にチェックすれば同じものをかってしまうという心配もありません。

<Android用>

わくわくれいぞうこ
冷蔵庫に入っている食材と賞味期限・消費期限を入力するだけでひとめでわかる一覧が作成できます。かわいいイラスト付で残りの個数がグラフで確認できるので、買い足す食材も一目瞭然。課金すればレシピも見られるようです。

食材管理
アプリに登録されている食品名を選んで個数と賞味期限・消費期限を入力。消費期限が切れた食費の一覧も見られるので、それらの食品で献立を考えるのも良さそうです。残りが少なくなったものは買い物リストに追加できスーパーでの買い忘れも防げます。

登録が簡単で、使いやすいアプリが一番です。ダウンロードは無料のアプリなので一度お試しください。

③ 料理を作り過ぎない、残り物をアレンジする

育ち盛りのお子さんいるご家庭は、量が少ないと満足してもらえないなどから、普段から料理を作り過ぎてしまうこと、ありますよね。

もちろん、全部食べてもらえればそれでいいのですが、もし残ってしまった場合、アレンジできるレシピを知るのも重要です。

お味噌汁やスープの具、またカレーやオムレツにアレンジするなども一つのアイディアです。

レシピサイトcookpad(クックバッド)では「残り物」「アレンジ」「リメイク」などで検索すると、試してみたいアイディアがたくさん!!

また、「限られた食材で工夫」といったカテゴリもあります。

賞味期限切れの食品を料理する際など、ぜひ参考にしてください♪

④ フードバンクを利用する

フードバンクって聞いたことありますか?

フードバンクとは

「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。まだ食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動のことをいいます。

セカンドハーベストジャパン

企業や農家はもちろん個人でもフードバンクへ食品を寄付することができます。

・缶詰類
・フリーズドライ食品
・インスタント食品、レトルト食品
・ギフトパック(贈答品)
・調味料
・飲料品
・お米、パスタ

賞味期限が表記されている食品(お米以外)で包装等が破損していないものなら送れます。(ただし送料は自己負担)

いただきもので食べきれない、知り合いにもあげられない、などのものがあれば「もったいない精神」で「寄付」するのも一つの方法です。

また、フードドライブという活動では、学校や職場など地域で持ち寄ってまとめて寄付することができます。高齢者、ひとり親世帯、食事に困っている方々に直接届けることができるので、「もったいない」が「ありがとう」へ変わる素敵な活動です。

興味のある方はコチラからどうぞ。

★生ごみ処理機でリサイクルにする

食べ残しはもちろん、野菜の皮など生ごみを処理してくれる「生ごみ処理機」。価格が高いイメージもありますが、最近はお手頃価格のものも出てきています。

生ごみ処理機は3種類

・乾燥式…ヒーターなどの熱源や風で生ごみの水分を蒸発させ量を減らす。
・バイオ式…微生物(バイオ)の働きで生ごみを水と炭酸ガスに分解し量を減らす。
・ハイブリッド式…送風乾燥しながらバイオが働きやすい環境で分解し量を減らす。

パナソニックの家庭用生ごみ処理機は乾燥式です。

いかがでしたか?食品ロスを減らすためには、ひとりひとりが少しずつ毎日コツコツ続けることが一番の近道のようです。

全国の都道府県でも食品ロス削減に向けていろいろ取り組みをしています。ごみ焼却施設の費用削減にも重要なことです。

長野県では、会食(宴会・パーティなど)では30-10(さんまる-いちまる)運動を進めています。

30-10運動とは

① 注文の際に適量を注文する。

② 乾杯後30分間は席を立たず料理を楽しむ

③ お開き10分前は自分の席に戻って再度料理を楽しむ

こうすることで、外食での食べ残しを減らすことにつながるようです。

日本人の心「もったいない」をこころがけて、食品を捨てることがないように心がけたいですね!

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