忖度の意味は?悪い意味で使わない?忖度の本当の意味と斟酌との違い

今話題の「忖度(そんたく)」という言葉。

国会中継やニュースを見ていた方の中には思わず辞書で(スマホで)調べた方も多いのでは!?

かくいう私もその一人。

「そんたく」…頭の中には「依存+委託」が合体した「存託」という文字が浮かびましたが…^^;

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忖度の意味は?

意味は

他人の心を推し量る。思案する、という意味です。

「忖」一文字で「心を推し量る」という意味があり、「度」の「ものさし、はかる」という意味と合わさって「心をものさしではかる」=「自分のものさしで他人の心を推し量る」という意味になるようです。

裏を返すと「自分のものさし」で測るので、相手の心と同じになるとは限らないと言えます。

つまり「忖度してください」と使うことはなく、「勝手に他人の心を忖度する」と言えるでしょう。

私の個人的な意見ですが、かなり無責任な言葉のように思えます。

忖度する方は善意なのに、忖度された方は「勝手に(忖度した)」とつけることもできるからです。

そこで気になる「斟酌」との違い。

斟酌(しんしゃく)の意味は?

[名](スル)《水や酒をくみ分ける意から》

1 相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。「採点に斟酌を加える」「若年であることを斟酌して責任は問わない」

2 あれこれ照らし合わせて取捨すること。「市場の状況を斟酌して生産高を決める」

3 言動を控えめにすること。遠慮すること。「斟酌のない批評」

コトバンク

つまり、斟酌には相手の心を推し量った上で「手加減」することという意味になります。

推し量っただけでなくそこの何らかの加減をした動作がプラスされることとなります。

こちらも私の個人的な意見ですが忖度に比べて斟酌のほうが手加減するという意味でも相手を思いやる気持ちが大きいような気がします。

いかがでしたか?

私も初めて耳にした「忖度」という言葉。

使われる場面によって思いやりの度合いは異なると思いますが、やや業務的な言葉に感じるのは私だけでしょうか!?

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