恵方巻きは節分の日にその年の恵方を向いて太巻きを食べる風習です。
最近はコンビニやスーパーの宣伝もあって、全国的に定着しつつあるようですが…
そもそも「恵方巻き」はどこが発祥で、どんな風に始まったか知っていますか?
由来を知れば食べ方が変わるかも?
というわけで、恵方巻きの由来と食べ方について調べてみました。
恵方巻きとは?由来は?
恵方巻きは主に関西、特に大阪で始まった風習と言われています。
いくつか説がありますが、一番古くて昭和7年の「大阪鮓商組合後援会」がお得意先向けに作成したビラ「巻寿司と福の神」によるもの。
また、大阪歴史博物館に所蔵されている宣伝チラシ「幸運巻き寿司チラシ」は昭和15年に出されたものです。
昭和52年には「大阪海苔問屋協同組合」が「幸運巻ずし」として節分に太巻きを丸かぶりすることを勧め、道頓堀で行った「巻き寿司の丸かぶり」のイベントをマスコミが取り上げたのをきっかけに、コンビニやスーパーなどによって全国的に広まっていったようです。
また大阪の花街で舞妓さんに太巻き一本食べさせ旦那衆が楽しんだという説もあります。
どちらにしても、上質の海苔で巻いた巻寿司は、なかなか噛み切ることができず最後まで食べきるほかなかったようなので、「海苔問屋協同組合」が宣伝のために広めたというのは有力です。
ちなみに大阪では「丸かぶり寿司」と呼ばれるのが一般的で、それがセブンイレブンによって「恵方巻き」と命名され全国に広まったようですね。
恵方巻きはどうやって食べる?
恵方巻きを食べる時の決まりは次の3つ
・恵方巻きの具は七福神に由来して7つの具
・願い事を(頭の中で)言い切るまでは無言
大阪在住かれこれ15年以上恵方巻きを食べている人によれば、願い事が終われば、途中で食べるのを止めてもいいようです。
また、7具が入っていれば、太さにも決まりが無いようです。
コンビニやスーパーなどで売られている太巻きも良いですが、食べやすい太さ、長さ、好みの具の巻ずし食べるのが良いですね^^
2017年の恵方は「北北西」
家族そろって願いを込めながらしっかり食べましょう。
さいごに
恵方巻きが全国に広まってきている…とは言っても、まだまだ関西圏が多いよう。
その証拠に恵方巻きを食べますか?というアンケートに次のような結果が出ています。
<大阪>
今年も食べる…50%
今年も食べない…26.7%
<東京>
今年も食べる…23.5%
今年も食べない…60.2%
また、なぜか鳥取、山口、高知、香川、滋賀、山形、沖縄は「今年も食べる」と「今年は食べるかも」を合わせると60%以上になっているとのこと。
山陰在住の私も、毎年知り合いのお弁当屋さんに注文しているので、今年も丸かじりしますよ~!