スーパームーンじゃなくても月が大きく見える時あるよね?どうして?

今、話題のスーパームーン

月は地球の周りを楕円系に周っているため、約35万7,000Km~40万6,000kmの範囲内で月と地球の距離は変化しています。

そして最も近い距離になった月が「スーパームーン」。

でも、スーパームーンじゃなくても月が大きく見えることありますよね?

普通の満月で東の空から昇り始めた頃…「でっかい!」

そこでどうして月が大きく見えるのか、調べてみました。

スポンサーリンク

月が大きく見えるのは目の錯覚!?


目の錯覚を利用したトリックアートって知っていますか?

黒い●と白い○、同じ大きさの円でも色によって見え方が異なります。

image004

また、同じ長さの線でもちょっとした細工をすることで長さが変わって見えます。

image005

不思議ですよね。

そうなんです。人の目って結構オバカ^^;

なので、月も目の錯覚で大きさが変わるんです。

たいていの場合、月が大きく見えるのは東の空、昇り始めの頃ですよね。

山から昇る月、ビルの谷間から昇る月など…他のものが一緒に見えると、月を大きく感じるというわけです。

また、色などによっても大きさがが変わるということ…

image006

どうですか?

すべて同じ大きさの円ですが、大きさが変わっているように感じますよね。

月の色が変わって見えるのは、地表近くの空気中のちりやゴミなどによるものです。

そして、その空気(大気)の屈折によっても月は大きく見えます。

それで、月が昇り始めた頃、大きく感じるというわけですね。

夕日が真っ赤に大きく見えるのも同じ原理です。

大きく見えるのが目の錯覚?


ここで、一つ疑問が…

昇り始めた月が大きく見えるのは比べる何かがあるから…ということ。

じゃあ、それが本当の月の大きさなんじゃない?

そうなんです!実は「錯覚」しているのは、夜空高くに昇っている小さく見える月の方なんです。

真っ暗な中に浮かぶ月、遠く遠く感じませんか?

目は実際に見えている大きさとその距離を掛け合わせて、大きさを認識します。

実際、手にバケツを持って、水面に月を映すと不思議と大きく感じます。(試してみてください)

人の目って不思議ですよね。

見えているようで、見えていない。

見えてないのに、見えてる気がする。

この目でみている世界は本当の世界なんでしょうか!?^^;

気になる次のスーパームーン調べてみました


2016年11月14日のスーパームーンは356,511kmの距離でしたが、これより近くなるのは2052年12月6日で、356,421kmまで接近します。(生きてるかな?)

ちなみに2018年1月2日も356,570kmの距離で月が見えます。

2016年に見られなかった人、お忘れなく!

おまけ

夜空に光り輝く星。

その光は「何万年も前の光」って聞いたことありますが、今見てる月の光はどれくらい前のものか気になりませんか?

太陽から月経由で地球までの距離は約1億5,000万km。

光の速さは秒速30万kmなので、計算すると…

約8分20秒前の太陽の光が月を経由して地球に届いています。(月が反射してからは1.3秒後)

いつもは自分の周りの世界しか見えてないけど、月を見え上げると宇宙が見えてきますね。

自分なんてちっちゃいちっちゃい!

スポンサーリンク

シェアする

フォローする