お盆に帰省した時、ご主人のご実家のお仏壇に何をお供えしたらいいでしょうか?
お土産をそのままお供えしていたり…していませんか?^^;
親しい間柄の場合、それでもかまいませんが、良い大人は基本を押さえておかなくてはNGです。
昨年亡くなられお知り合いの「初盆」にお参りすることになった時、お供えするものは物よりお金の方がいいでしょうか?
だとしたらいくらお包みすればいい?
それもまたお盆の基本情報ですよね。
ということでさっそく調べてみました。
お盆のお供え何がおすすめ?
基本的には、ご先祖様が好きだったもの、またはその家のご家族の好みに合わせてお供え物を選びます。
但し、お盆の期間中、お仏前にお供えされることが一般的ですので、常温で保存でき日持ちするものがおすすめです。
そこで、クッキーやおせんべいなどのお菓子、またはゼリーや水羊羹など季節に合った日持ちするものが選ばれます。
また、食べ物以外では「お線香」や「ろうそく」などご仏前で使われるものもおすすめです。
季節の果物などをお供えされる方もいらっしゃいますが、日持ちしない果物は好ましくありません。
どうしても果物をという場合は熟すまでに数日かかるスイカやメロンなど、少なくてもお盆中は日持ちするものを選びましょう。
掛け紙(のし紙)はどうすればいい?
お盆の時期にお供え物を購入した時、お店の人に「のしはどうしますか?」と聞かれることがでしょう。
そんな時は「お供えの掛け紙をお願いします」と言えばOKです。
実は「のし紙」はお祝いごとに使われるもので、紅白の水引きと右上に「のし」がついたものをさします。
それに対してお供えなどに使われる「掛け紙」は「のし」のない結び切りの水引きがついたものです。
また、水引きの色は白黒、黄白、双銀など地域によってさまざまです。
迷った時はお店に人に聞くのが一番です。遠慮せずに聞いてみましょう。
掛け紙にはなんて書く?無地のしは失礼?
お供えの掛け紙は水引きの上の部分に「御供」、下の部分に「名前」を書くのが一般的です。
基本的なことですが、間違われやすい名字の場合はフルネームを書いた方が安心です。
また、お供えを「無地のし」にする方もいらっしゃいますが、これは実家など特に親しい間柄などに限定されますので、通常はきちんと表書きと名前を記しましょう。
最近では商品の大きさやエコなどの観点で掛け紙を「短冊型」にするお店もあります。
短冊型のものでも問題ありません。ご安心ください。
お供えはお金にしてもいいの?
お供えの品物に迷ったら「お金」でと思われることもあると思います。
特に、お供えがたくさんあるようなご家庭には「お金」の方が喜ばれます。
通常のお盆のお供えの場合3,000円か5,000円が相場になります。
お参りするお宅が「初盆」に当たる場合は5,000円か10,000円となりますが、おつきあいの度合いによって決めるといいでしょう。
以前にお供えをいただいたことがある場合などはその金額と同額にしてください。
お金を包む香典袋(不祝儀袋)は白黒か双銀の水引きのもので表書きは「御供物料」や「御仏前」と書きます。
お盆のの基本情報はこちらの記事で紹介しています。
⇒お盆っていつからいつまで?お盆の入り送りにすることは?
さいごに
私がお盆の時期、実家に帰る時はいつも「お土産」=「御供え」でした。
お仏前にお供えして、お線香あげて「帰ってきたよ」とお祈りして…。
そしてその後、お盆の期間中に家族でお土産を食べていました。
正式にはこれは間違いですが、お供えはあくまで気持ち。心をこめて選んで、ご先祖様や家族と共に食すのが真の意味です。
お供えの基本を押さえたうえで、臨機応変に対処できるといいですね。