私の子どもたちは二人とも本が大好き。
なので実は「子どもが本を読まない」で悩まされたことはないのです^^;
でも…何を隠そうこの私が子供の頃から大の本嫌い!
本を読むくらいならテレビのニュースやドキュメンタリーを見ていた方が勉強になると子ども心に思っていたくらいですから^^;
つまり、子どもの頃は本を読む意味、価値が分かっていなかったんですよね~><
でも、本を読むことで鍛えられるイマジネーションは人間力を高める上でと~っても大切!
本好きの子どもにするためには、まず本を読むと何が楽しいのか…それを教えてあげることがポイントです。
そこで!本好きの子どもにするための第一歩としてオススメしたいのは「林明子」さんの本です。
林明子さんの絵本はストーリーはもちろんですが、何と言っても「絵」が魅力です。
独特の「林明子ワールド」!!
中でも「はじめてのおつかい」は林明子ワールドにはまる最初の絵本といえます。
※「はじめてのおつかい」は林明子さんは挿絵のみです。本の作者は筒井頼子さんで林明子さんとは共著やパートナーとして多くの絵本を書かれています。
「はじめてのおつかい」おもしろさのポイント
「はじめてのおつかい」は主人公の「みいちゃん」が小さい妹のお世話や夕飯の支度で忙しいお母さんの代わりに、近所のお店屋さんまで牛乳を買いに行く話です。
転んでお金を落としてしまったり、無事にお店についてからもなかなかお店のおばさんに「牛乳ください」と言い出せなかったり…。
後からきたサングラスのおじさんに邪魔されてしまったり、さらに「おつかい」にありがちなおつりをもらい忘れちゃったり…
と、まさしく「はじめてのおつかい」ならではの冒険がつまっています。
林明子さんが描く細かいところまで行き届いたみいちゃんが住む町の挿絵は、同じページをついじーっと見てしまうほど楽しい発見がつまっています。
道の端っこを歩くみいちゃん。窓から見えるバイオリンを練習する人。掲示板のピアノ教室の貼り紙。お店にならぶどこかで見たことのあるパッケージのお菓子。などなど…
そして、林明子さんの別の本を読むと気が付くのですが、他の本の登場人物がはじめてのおつかいに登場しています。
逆に、みいちゃんや、お店でみいちゃんの邪魔をするサングラスのおじさんは、別の本ではその本の主人公が住む町のはしっこに登場してきたりします。
小さな町にみいちゃんや他の本の主人公たちが住んでいて、まさに絵本の中は林明子ワールド!なんです。
子どもって「ウォーリーを探せ」のような隠し絵本って好きですよね!
林明子さんが挿絵を担当している「もりのかくれんぼう」(作者は末吉暁子さん)も、森の中の木々にいろんな動物や顔が隠れていてじっくり見入ってしまう本です。
林明子さんの著書は⇒こちら(共著も含む)
そして、我が家にある本は…
こんとあきは地元「鳥取砂丘」が舞台になっているので、つい親近感を覚えます。
ぬいぐるみのこんがとっても可愛いので低学年の読み聞かせにおすすめです。
最近発見したのですが、「こん」のぬいぐるみもあるんですよ!詳しくはコチラ
林明子さんの本が初めての方はもちろん、読んだことがある!という人も、もう一度「はじめてのおつかい」を読んでみると新たな発見がみつかるかもしれませんよ^^