1990年に始まった「センター試験」。
それまでは共通一次試験と呼ばれる試験でその中でも5教科7科目1000点満点から5教科5科目800点満点など変更されてきました。
しかしその共通一次は大学の序列化や受験戦争の緩和するため、1989年(11年目)で終了。その後センター試験が導入されました。
共通一次、センター試験ともにマークシート方式の試験なので「鉛筆さえあれば誰でも回答できる」と批判されたことがあったようですね。
そこで文部科学省は、従来のマークシート方式だけでなく、さらに記述式を加えた試験方法へと変更するため新たな「新テスト」を導入することとなったようです。
また、1月という寒い季節に行われるたった1回の試験で学生の能力を判定できないとの理由から、いずれは年に何度かテストを実施し学生が選んで受験するという方式も検討されているとのこと。
さらに…
2024年からはコンピューター上で出題・解答する方式の導入も考えられているようです。
しばらくは毎年変更が生じそうな「新テスト」ですが、まず第1回目はいつから開催されるのか?何が変わるのか?見ていきましょう。
センター試験から新テストいつから?
センター試験が開催される最後の年は2020年1月(2019年度)です。
よって、翌年2021年1月(2020年度)より「新テスト」が実施されることとなります。
予想では2021年1月16日(土)・17日(日)になります。
新テストで何が変わる?
現在決まっていることとして、従来のマークシート方式に加え「記述」問題が加わることになっています。(国語・数学にて数十文字程度の記述問題)
また、英語の科目については「話す力」を試す問題も考えられているそうです。
ただし、採点方法について現在もまだ検討中のため2020年度には実施されないのでは?との見解もあります。
試験日程も1月だけでなく、問題によっては前倒しで別日程とすることも検討されているようです。
また、二次試験(大学ごとの個別試験)についても、思考・表現力を必要とする長文記述問題や小論文・面接・討論などの試験科目を推進しているとのこと。
学生の実力をより深く見る試験と変わっていくようです。
センター試験が新テストになるとどうなる?
実は私が高3だった1988年度。まさに共通一次最後の年でした。
よって万が一浪人すると翌年は新テスト(センター試験)を受験することになると受験生は恐れていました。
でも実際に浪人した友人は、初めてのセンター試験で大変だったものの共通一次のような本当の意味での「足きり」はなく、合格の可能性が少しでもあれば個別試験を受験できたので良かったと言っていました。
そして今回のセンター試験から新テストへの変更の年は息子がセンター試験最後の年になります。(歴史はめぐる!?)
すでに学校で浪人回避!と言われているようですが…。
私の過去の経験から言えば、より実力が試せる試験になるならいいのでは?という見解です。
なので、息子には頭でっかちだけでなく人間として大きくなってほしい今日この頃。
とはいってもついついテストの点数のことばかり気にしてしまうのですが…^^;
これは親の宿命なので仕方ないですよね~。