この春高校を卒業する娘に、着物のレンタルショップから成人式に着る振袖の案内が届きました。
ん?なんで???
私はてっきりレンタルショップの送り間違い…と思っていたのですが…。
イマドキ成人式は高校卒業時に着物を決めるのが一般的みたい。
そ~~なの!?びっくり!!
ということで、成人式の着物をどうして高校卒業時に決めなくちゃいけないのか、その理由を調べてみました。
成人式の着物、決めるのはいつがベスト?
1月の第2月曜日は成人の日。
土・日・月曜と3連休になるため、日曜日に成人式を開催する市区町村も多いですよね。
ローカルニュースで成人式の様子が放送されて「いよいよ来年は私の番」そろそろ準備…と思う人が多いようです。
でも、その時すでに遅し。
人気の柄、色、価格の着物は1年前には予約済みとなっていて、2番・3番候補で妥協することになるようです。
じゃあ、1番人気の着物はいつ予約されてるの???
実は誰もが考えることは同じで、成人式のニュースを見て着物屋さんやレンタルショップに行くとのこと。
なので1年前の成人式までに予約しておくことがポイントのようです。
高校卒業と共に地元を離れるお子さんもいますよね。帰省を待っていては遅くなってしまうし…。
だから高校卒業のタイミングで着物を決めることがベストなのです。
もちろんオーダーで着物を一から仕立てる方は、もう少し余裕があるかもしれません。
ただし、お仕立てに必要な期間がありますので、余裕をもって準備してください。
レンタルにする?購入にする?どっち?
成人式の着物を決める際、まず最初に考えるのはレンタルor購入どっちにするかです。
最近のレンタルは格安のものから、物によっては購入と大差ない価格の着物もあるようです。
まずはレンタルショップでお気に入りの着物を見つけて、その価格によってレンタルにするのか購入にするのか決めるといいですね。
レンタルのメリット・デメリット
ここでは成人式の着物をレンタルする際のメリット・デメリットを紹介します。
<メリット>
・同じ着物の場合、レンタルの方が安い
・保管やクリーニングなどお手入れの必要がない
・帯、草履、バッグなど小物がセットになる場合が多い
・着付や写真がセットになっている場合もある
<デメリット>
・気に入った着物でも返却しなくてはいけない
・人気の着物は早い者勝ち
・安いレンタルショップの着物だと大量生産のため柄・色が被ることがある
・同じレンタルショップだと小物が重なることがある
その年その年の人気のカラーもあり、年々豪華になっている成人式。
できるだけ価格を抑えたいと思ってレンタルにする方も多いかもしれませんが、見れば見るほど目が肥えてどんどん高いものに…なんてこともあるようです。
まずは予算を決めてその範囲でお気に入りが見つかるといいですね。
購入のメリット・デメリット
「レンタルショップで気に入った着物が見つからなかった」「一回きりの価格にしては高すぎる」と感じた方は、自分のものとして何度でも着ることができる「購入」を選ぶことになります。
では、成人式の着物を購入した際のメリット・デメリットを見ていきましょう。
<メリット>
・成人式後、結婚式、結納、パーティなどに着ることができる
・自分に体にあったサイズの着物になる
・財産として受け継いでいける
・袖を落として訪問着に仕立て直せば長く着られる
<デメリット>
・お手入れ、保管場所などに気をつけなくてはいけない
・お仕立てに時間や手間がかかる
・小物は別にそろえなくてはいけない
・着付は自分で頼まないといけない
・歳を重ねても着られる色、柄を選ぶようになる
いかがですか?
購入かレンタルかのポイントは、成人式後にも着物を着る機会があるかどうかを見極めることです。
そんなのわからないよ~~という方は、気に入った着物が予算内で買えるか?借りれるか?が決断のポイントです。
成人式の振袖を訪問着にするには?
成人式の振袖は、赤やピンクなどの華やかな色から、個性たっぷりの緑や紫など大人っぽい色までさまざまです。
またレトロな大柄のものや、華やかな総柄のものも好まれます。
ただし、購入した着物を長く着るために、訪問着に仕立て直すつもりがあるなら、色や柄に気をつけなくてはなりません。
一般的に訪問着の柄は上半身は肩の部分と、下半身は腰から下の部分に柄が入っているものが多く、袖も小さな柄、もしくは柄なしとなっています。
よって、成人式の振袖を選ぶ際も、訪問着にした時におかしくない柄の位置のものにしなくてはなりません。
色も赤や緑などの原色は避け、優しく淡い色を選んだ方が長く着られると言われています。
お母さんの振袖を着るのも流行!?
20年以上も前に母親が成人式で着た着物はいかにも古くて地味!?と思っていませんか?
でも実は着物には「古典柄」というものがあり、着物好きにはたまらない柄がたくさんありません。
最近はレトロな色調の着物も人気があるので、小物や髪型、メイクなどで古い着物もイマドキに着ることができます。
お母さんの振袖…その名も「ハハフリ」ぜひお試しください。
お母さんと娘は似ていることが多いので、好みの色や柄じゃなくても実際袖を通してみると「意外と似合う!」と思う方が多いようです。
さいごに
さぁ、私も今月末には娘とレンタルショップに振袖を見に行ってきます。
価格や品質はもちろんですが、一番は「似合う着物」ですよね。
見てたら私も欲しくなっちゃうかも^^;