林 明子さんの絵本「まほうのえのぐ」は小学校低学年、特に2年生の2学期以降にぴったりの本です。
この時期2年生は、図工の時間に絵の具セットで絵を描き始めます。
もちろん、夏休みの宿題などで絵を書いた子もいるでしょうが、先生の指導に従って絵の具で色を塗るのはこの時期が多いようです。
そこで、この本「まほうのえのぐ」
小さい女の子「よしみ」がお兄ちゃんの絵の具を借りて絵を書くのですが…
林 明子さんの絵本ということで、挿絵のところどころに子供が好きな「エッセンス」がたくさん詰まっています。
まほうのえのぐ
まずは表紙。
かわいい2匹のうさぎと、この本のポイントになる「しゃくとりむし」が絵を描いている様子が描かれています。
画像引用元:まほうのえのぐ (こどものとも傑作集)
また、次から次へと森の生き物が顔をだし、一緒に絵を書くこの絵本。
2年生の子供が、まるで自分が森の中で絵を書いている気分になりながら話を聞いてくれます。
それぞれの動物たちが描いている絵も気になるところですし、文字の部分にさりげなく描かれた「しゃくとりむし」もページごとに色を変えて可愛いです。
画像引用元:まほうのえのぐ (こどものとも傑作集)
この本はとにかく絵の部分に見どころいっぱいなので、ゆっくり間をとりながら読んであげるといいですね。
私は1年生にも読んだことがあるのですが、1年生だと、途中途中で生き物たちの動きが気になって「絵を描く」ということから少し興味がはずれてしまっていた印象でした。
なので、2年生。もちろん読み聞かせじゃなくひとりで読むこともできる年齢なので、おうちに1冊あればじっくり読めて「本好き」な子に育つ気がします。
そして、この本のメインイベント「裏表紙」!!
画像引用元:まほうのえのぐ (こどものとも傑作集)
じゃじゃ~~ん!といった感じで子供たちに見せてあげると、この絵だけでいろんな感想が出てきます。
あ、でも、読み聞かせの後に「感想を聞く」のはご法度です。
それについてはこちらの記事で。
さいごに
我が家の子供たちは「林 明子」さんの本が大好き。なので、家の本棚には何冊も林 明子さんの本があります。
しかも、林 明子さんの本は登場人物がいろいろな本でリンクしているんですよね!
それを見つけ出すのも楽しさのポイント。
その話はまた後ほど…