日本の元号は飛鳥時代の「大化」より始まり、現在の「平成」までなんと250もの元号が制定されています。
元号は主に天皇が崩御した時、もしくは将軍即位の際に改元(元号を改める)されています。
また、疫病や自然災害などが起こった年(翌年)にも改元されることがありました。
詳しくはコチラ⇒日本の元号一覧で確認できます。
さまざまな元号がありますよね。
個人的には飛鳥時代の「朱鳥(朱鳥)」や江戸時代の「慶安」が素敵~♪
さて、この元号どうやって決めることになっているのでしょうか?
日本の元号の決め方
日本には「元号法」という法律があります。しかし、具体的な手続きには特に決まりがないようです。
1979年の閣議報告で公表された元号の制定方法を1984年に一部改正した手続きは以下の通りです。
① 内閣総理大臣より有識者へ考案を依頼
② 内閣官房長官が選定
③ 閣議にて協議
④ 衆・参両院議長の意見を聞く(国民の代表としての意見)
⑤ 閣議決定
有識者が考案するには違いないと思うのですが、あくまで具体的な手続きに決まりはないとのこと。候補の中から選定、最終決定は誰がするのか…は密議のようです。
日本の元号の選定条件
・国民の理想としてふさわしい意味をもつもの
・漢字二文字
・書きやすく読みやすい
・過去に使用していない元号または送り仮名として使用されていないもの
・俗用されていないもの
また、平成を選定する際は昭和のSとアルファベットが重ならないものという選定条件もあったようです。
よって新しい元号もH(M・T・Sも含む?)以外のものになるといえそうです。
元号、いつ決まる?
元号は公表日当日より改元されてきたようです。国民は発表を聞いた瞬間から新しい元号に対応してきたのですね。
ただし、平成については翌日より改元。
また、今回の新しい元号は約半年前に公表されるようです。(予定)
さいごに
最初に紹介した元号の一覧を見ると平成29年は室町時代の「応永」が35年。明治45年、昭和64年に続く4番目の長さとなっています。
戦争などの歴史的背景が元号の長さに影響しているようですが、元号が長く続いた時代は平和な時代だったのかな?と思いますよね。
新しい元号も明るい未来を表すものでありますように…。