「読書アドバイザー」とはJPIC(一般社団法人 出版文化産業振興財団)が運営する「読書アドバイザー養成講座」を受講し、期間内にスクーリングを7回、通信教育の課題レポートを3回提出することで、取得できる資格です。
国家資格ではありませんが、読書の良さや重要性を広める出版業界や書籍店で働く人の軸となる重要な資格といえます。
一般社団法人 出版文化産業振興財団の「読書アドバイザー養成講座」を受講したい方はコチラのサイトからどうぞ ⇒http://www.jpic.or.jp/learn/advice/application.html
先日私が参加した「読書アドバイザー研修会」は上記の資格はとは違い、県の教育委員会が認定している「子ども読書アドバイザー」として新たに登録する方が受講するものでした。
県によって「親子ふれあい読書アドバイザー」や「子ども読書アドバイザー」「子ども読書ボランティアリーダー」などと多少呼び方が異なるものの、県の認定要件を満たせば「読書アドバイザー」になれるようです。
私も読み聞かせを始めて7年目。そろそろ準備を始めれば「読書アドバイザー」も夢じゃなさそう!?
では、読書アドバイザーになるためにはどうすればいいのか?また、読書アドバイザーになったらどんなことをするのか?まとめてみました。
読書アドバイザーになるためには…
読書アドバイザー認定要件が5つあります。(各県の教育委員会により多少違いがあるようです。)
① 読み聞かせボランティアなど、子供たちの読書推進活動に積極的に参加し、おおむね10年程度の経験がある者
② 子供たちの読書活動に係わるイベントや啓発活動の運営に参画した経験がある者(「校内読書まつり」のようなものも可)
③ 原則として教育委員会が実施する読書アドバイザー養成研修を受講した者
④ こども読書アドバイザーの講演を聴講し、講演レポート(様式あり)を提出した者
⑤ 研修終了後、アドバイザーとして活動できる者
以上の要件を満たして登録が完了すると、晴れて「読書アドバイザー」として活動できるようになります。
読書アドバイザーってどんなことするの?
学校等の読み聞かせボランティアグループ、また保育園・幼稚園・小学校の保護者研修会など子供の読書推進について研修を必要としている団体の要請に応え、研修・講演会などを行います。
講演や研修の内容は申請者により異なりますが主に以下のことが含まれます。
① 子供の読書・読み聞かせの意義
② 本が持つ力について
③ 読み聞かせの良さ
④ 読み聞かせの実施方法
選書や読み聞かせの仕方などを具体的に説明する。
一回の研修・講演、指導時間90分以内となっていて、謝礼金や交通費などの経費は県教育委員会より支給されます。
研修や講演の開催にあたっては10名以上の参加者が必要となっているようで、読み聞かせボランティアメンバーだけでは足りないかもしれませんが、保護者や先生も参加を募ればいつでもどこでもアドバイザーを依頼することができるようです。
アドバイザーの立場としてはまず、ベテランアドバイザーの研修・講演を見学させてもらい経験を積むことが必要そうです。
私もいつか「読書アドバイザー」に!!