お正月に欠かせない鏡餅。でもいざ飾るとなるとどうやって飾ればいいかか迷いませんか?
私の場合、いつも買ってきたまま、橙(ミカン)が転がらないように気を付けながら床の間に飾るだけ。
他になにかいるんだっけ?とあやふや…。
そこで、今年こそは鏡餅の正しい置き方マスターしたいと思います。
鏡餅はいつ飾るのが正しい?
鏡餅は12月の大安吉日に飾るのが縁起が良いと言われています。
今年の12月の大安吉日は5日・11日・17日・23日です。
またまた末広がりの「八」が付く日も縁起がいいとされているので28日に飾る地域も多いようです。さらに友引も飾るのに良い日です。
ただし、29日は「9」…「苦」が付く日ということで避けてください。また、31日も「一夜飾りは」NGと言われ、昔から避けられています。
しかしながら地域によって飾り付ける日は異なるようですので、一度近くのおじいさんおばあさんに聞いてみるといいですね。
鏡餅どうやって飾る?それぞれの意味は?
鏡餅の正しい飾り方
四方紅の代わりに半紙などの白い紙でも代用できます。
② 裏白の葉の白い方が見えるように乗せます
③ お餅を2つ重ねます。
④ お餅の上に紅白が交互に連なった「御幣」を乗せます。
⑤ さらにその上に橙を乗せます。
⑥ 橙の後ろに「扇」を飾ることもあります。
三宝があるおうちは、今どき少ないかもしれませんね。無い場合は丸いお盆やお皿を代用してください。
また、地域によっては鏡餅の周りに昆布や干し柿、また海老などを飾ることもあるようです。
★大小の丸餅
丸い形は円満を、二つ重ねるのは重ね重ねという意味から夫婦、家族が円満に年を重ねられるようにという願いが込められています。
★四方紅
四方を紅で縁取った紙が、天地四方の神を拝み災いを払い、家の繁栄を祈願します。
★裏白(うらじろ)
裏白はシダ科の植物で左右対称対に葉がつくことから夫婦円満を意味します。また裏が白いことから、後ろめたいことがない、心に裏表がない、清らかな気持ちを表します。また白髪になるまでという長寿を願いものとされています。
★御幣(ごへい)(紅白のしめ縄)
御幣の赤色は魔よけの意味があります。また末広がりに飾り付けることで繁栄を願いm差す。
★橙(だいだい)
鏡餅の上に乗せるのはミカンではなく「橙」という柑橘です。家・子孫が代々栄えるようにとの願いが込められています。
★扇
末広がりの扇は末永く繁栄しますようにという願いが込められています。
鏡餅を飾る場所はどこ?
一般的に床の間や神棚にかざるおうちが多いようですが、一つだけでなくいくつか飾る風習もあるようです。
① 大きい鏡餅…床の間、玄関先に飾る
② 中くらいの鏡餅…神棚や仏壇に飾る
③ 小さい鏡餅…家族が集まる部屋などに飾る
鏡開きっていつ?
鏡餅は鏡開きの日まで飾ります。
鏡開きは一般的に1月11日とされていますが、関西地方では1月15日または20日。京都はもっと早く1月4日までとなっています。
鏡開きの日に鏡餅を小さく割って、お雑煮やお汁粉で食べるのが風習となっています。
でも、鏡開きの日のお餅って表面が固くて切りにくいし食べにくい…そんな時は一晩お水につけておくと柔らかくなります。お試しください。
さいごに
我が家は毎年28日に餅つきをします。これも29日につくと「苦」がつくと縁起が悪いと言われているからです。
このお餅を、鏡餅用、お雑煮用と大きさを変えて丸めて…鏡餅は一晩おいて少し固まったお餅を飾るので30日が多かったようです。
でも、なぜかしめ縄などは地域の風習で31日大晦日に飾る…ということは一夜飾り!?
いえいえ…1月7日の幕の内まで飾るので、一夜ではないと考えられているようです^^
飾り付けの日は地域の習わしを確認してくださいね。